ノウハウ公開は見せる化を

乗り物の種類

実績事例や活用事例、”こんなことできます!”はその会社だけのノウハウです。
ノウハウを顧客に知ってもらうことで受注につながる、マーケティング活動で使える優秀な素材です。

ところが自社の実績事例や活用事例といったノウハウを公開することに躊躇する人たちがいます。
他社に真似されることを恐れているのです。
真似される技術であれば、特許・意匠を申請して保護すべきです。
しかし未公開のまま抱えていても売り上げにつながらなければ会社の損失です。

私が製造業にいた時、自社のホームページを立ち上げるプロジェクトに関わりました。
ホームページに何を掲載するか議論を交わし、成型金型のこれまでの実績や試作(失注)のシルエットを事例として見せようという話になりました。
ところが事例を公開するのを良しとしないベテランたち。
ノウハウが漏れると危惧していました。
最終的には経営者の判断で事例を公開することが決まり、ホームページに掲載されることになりました。
当時の私たち、若手ホームページプロジェクトメンバーにはノウハウを公開することに目論見がありました。
●技術力を知らしめる→技術の信頼性
●応用力を知らしめる→課題解決能力
営業がこちらから売り込みに行く、というよりも顧客に判断を仰ぎ問い合わせてもらう、を狙っていました。
結果は、徐々に問い合わせが増え、こちらが想定していなかったニーズを発見でき、新たな分野の開拓への手掛かりとなったのです。

ノウハウがあります!と言う営業やコンサルタントがいますが、口だけでは信用されません。
目に見えなければ認識もされません。
マーケティングでは見せる化がビジネスのきっかけを作ることになります。

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マーケティング内製化プロデューサー
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豊田マーケティング事務所
豊田栄康(トヨダヨシヤス)
https://www.toyoda.marketing
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