映画『JOBS』にみる、マーケティング

映画『スティーブ・ジョブズ(JOBS)』(2013)を見ました。
2015年版もあるみたいですが、そちらは次回に。

さて、この映画にはマーケティング要素がたくさん盛り込まれていましたので、ご紹介。
勉強になります。

Apple1号機の納品の場面。
ICチップはんだ付けマイコンボード、なんて懐かしいことか。
このモニターなし、キーボードなし、本体ケースなしのマイコンボードだけを見せて、ジョブズの言った言葉。
「可能性」
ユーザーの勝手し放題、どんな使われ方をするか分からない”可能性”というニーズを提供することを示唆しています。
部品メーカーであれば、ホームページに自社製品の特長を掲載することで、お客さんがそれを見つけ、自社の想定外のニーズを発見することができるかもしれません。

AppleⅡの後継機リサの開発メンバーを前にして、ジョブズの言った言葉。
「なぜユーザーは他社でなくアップルを選ぶと思う?
自慢できる、
ステイタス・・・それ以上、社会的通貨だ」
現在のマーケティングに通じる考え方です。
よく例に挙げられる”スターバックス”などがそれに当たります。

マッキントッシュ・プロジェクトメンバーを前にした、ジョブズの言った言葉。
「他社製品を見たら改善を考えるよりも、別のアプローチを考えろ」
実に営業的。
営業マンであれば、自社製品を他社製品と比較された場合、この精神でお客さんを説得しなければなりません。

ペプシ・チャレンジを成功させたマーケティング専門家(名前忘れた)の言葉。
「諸君は優れた製品を作った。
だが諸君が売るのはより優れたものだ。
我々はコンピュータでできることを売り込む。
心のツールだ。そしてそのツールには限りがない。
人々はより多くを得るだろう、仕事から、結婚から、金から、人生から、マックを使って、どんな夢でも叶えられる。」
当時、パーソナル・コンピュータの利用価値はそこまでありませんでした。
しかし今、インターネットの普及によって、パソコンで得られた価値は皆さんの知っての通りです。
コトラーのマーケティング4.0でいう自己実現のためにパソコンを、そしてスマホが、その価値を実現しているのが現在です。

この映画、パソコンの歴史を知らないと、訳が分からない、つまらない映画だと思います。
30年以上パソコンの歴史とともに歩んできた私にとっては、楽勝でしたが。

iPod-miniに始まり、iPad・iPhone・MacbookProと、気付かぬうちにAppleのマーケティング戦略にまんまとハマっている私。
今夜のアップル スペシャル イベントが待ち遠しくなっています。

apple special event

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豊田栄康(トヨダヨシヤス)
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ブログ100記事目になりました

ビジネスブログがおかげさまで100記事目を迎えました。

ネット検索で、”ブログ100記事”で検索すると、
”100記事超えたあたりからの反響”云々
が色々とヒットしてきます。
当ブログも80記事超から、期待していたキーワードでの検索が目に見えて増えてきたのが分かります。
ホームページだけでは達成しえなかった圧倒的文字量が、SEO的に良い影響を与えているのでしょう。

実は明日、人生初の富士山登山に挑戦します。
そのため、事前に持ち物や服装のチェックを、と思いネットで検索していると、Q&A系やブログばかりがヒットしました。
そして、やはりブログが情報源になってきます。

企業からの情報発信、個人の情報発信。
情報過多の時代になりました。
マーケティングも情報過多を生き抜く工夫が必要です。

富士山登山準備

追記:
明日の登山は、台風の影響で中止との連絡が旅行会社からありました。
4日後に再予約を入れましたで、9/10-11でトライしてきます。

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コンテンツ制作、写真よりイラストの方が良い例

コンテンツ制作において、イラストは使い勝手のよいものであると私は押しています。
ここで、イラストと写真と比べて、イラストで表現する方が良い場合を述べてみたいと思います。

写真は低解像度のモノクロになった時、画像がつぶれてしまい、見づらくなってしまいます。

写真とイラストの解像度の劣化

低解像度のモノクロとはどんなケースかというと、

・FAXで送る時
写真モノやグラデーション、細かい文字はつぶれてしまいます。

・複合機で白黒コピーして配布する時
勉強会の資料を毎回カラー印刷していると、@40/枚のカラーよりも@10未満/枚の白黒にしなさいと経理から怒られそうです。

・新聞や専門誌へのモノクロ広告
IT系や週刊誌と異なり、新聞や業界誌・協会会報の印刷物は網点が粗いものです。
写真ものは画像がつぶれてしまうと思った方が良いでしょう。

また、次のようなケースも写真での表現は不向きかと思います。

・Web広告など掲載枠が小さい時
写真の一部を白抜きでもしないと宣伝文句が入れられません。

・背景の中の自社商品が目立たない
導入事例で全体写真を載せた場合、○印でも付けないと、どこに自社商品が使われているのか変わりづらいです。

・未来をイメージさせる時
さすがに未来を撮影することが出来ません。鬼に笑われます。

写真の不得意な分野はイラストで表現するのが最適です。
逆に写真で表現する良いところは、実績の写真は偽れない、ということです。
現実の実績を見せることで信頼性を高めることが出来ます。
ブログでは、”どこかで見かけた同じような写真”がよく使われますが、ホームページで自社の商品サービスを宣伝するのであれば自社の商品サービスの写真を載せるべきでしょう。

一番良いのは、説明や活用例をイラストで、現物と実績を写真で表現すことです。
見やすくわかりやすいコンテンツに仕上げれば、お客さんを説得できるのではないでしょうか?

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最新のクリエーターツール

Adobe(アドビ)のクリエイターの祭典、Adobe MAX Japanに参加してきました。

Adobe Max

最初のセッションはマイクロソフト社、Surface Bookのペン機能を使ったツールの使い方に参加。
Illustrator/Photoshopのペン操作の実演を見ていて、3台目の仕事用PCに欲しくなりました。
ペン機能でトレースイラストの制作、なんて素敵なんでしょう!
このプレゼンテーター、Adobeのイベントなのに、iPhoneを取り出して自社Office Lensでスキャンしたものを自社OneNoteに取り込んで、などという実演を始めてしまいました。
うまくデータリンク出来ずにぐだぐだでしたけど。
なんてフリーダムなんでしょう?

次のセッションは、”ベテランほど知らずに損してるIllustratorの新常識”と題したイラレのノウハウ。
実はこの人の著書、持ってました!読みました!
知らなかったツールの使い方、加工の仕方を教わったので、早速試してみたいです。

3つ目のセッションは、Webデザイナー向けのAdobe製品の活用に参加です。
気になったのは、Adobe XD。
Mac版のみですが、WordPressのように簡単にWebサイトの制作ができるみたいです。
しかも従来のPhotoshopやIllustratorとうまく連携して。
もう普通のコーダー(ホームページを作るだけの人)はいらないかもしれない。
Photoshop・Illustrator・モバイルアプリを上手に連携することで、その場でクライアントさんに修正部分を詰められるという、最新の納期短縮手法を見たような気がします。

Adobe製品全般に言えることなのですが、ソフトウェアの機能・やれる事がたくさんありすぎて、みんなフルで使いこなせていないのではないでしょうか?
こういった教育活動は是非続けていってもらいたいです。
来場者はみんなAdobeのユーザーでありファンなのですから。

サーフェスが欲しい

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実践!トレースイラスト提案法トレーニング

私のマーケティング・コンサルティングは、営業の従業員がいる事業者様、中小企業の経営者様を対象に行っております。
小規模事業者様の中には裂ける従業員に余裕がないため、社長さん自ら営業を行い、ホームページの更新などのマーケティング的活動を行わなければならないのかと思います。

社長さんご自身でマーケティングをされているのであれば、自分で提案イラストを描いてみるのは如何でしょうか?
以前に当ブログで紹介させていただきました自前イラスト戦略です。

自前イラスト戦略 “宇宙船販売編”

イラストは、ビジュアルで訴えることでお客さんに瞬時に理解させる大変便利なツールです。
提案をイメージしたイラストをひとつ描いておくだけで、様々なコンテンツに展開することができます。

・ホームページに事例として紹介
・カタログ・パンフレットに載せる
・業界専門誌の広告に転用
・展示会のポスター・パネルに(絵が描いてあると、つい見て素通りできない)
・捨てられにくいダイレクトメール(絵が描いてあると、つい開けて見てしまう工夫)

この様にイラストという提案材料をあらかじめ用意しておけば、広く速く集客を仕掛けことが出来るのです。

ちなみに、”事例紹介”のような意味のあるイラストを50件くらいホームページに掲載すると、面白いように検索でヒットしてきます。
ブログも100記事くらい書くと検索に結果が出てくると言われています。
当ブログも80記事を超えたあたりから徐々に、想定したキーワードで検索されるようになりました。

さあ、あなたもイラストを描いてみましょう。
多角的にマーケティング展開ができるようになります。

トレースイラスト1_宮ケ瀬ダム
例)宮ケ瀬ダム

”実践!トレースイラスト提案法トレーニング”

という個別メニューをご用意いたしました。(サービス内容をご覧ください)
ご興味ありましたらお声おかけください。
お待ちしております。

トレースイラスト2_モーニング
例)モーニング

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