また好景気が戻ってくると信じている経営者達

私は2度の不景気の波を経験しました。
バブル崩壊、そしてリーマンショック。
バブル崩壊後、勤めていた会社も業績が悪化し給料カットやリストラがありました。

お客さん側も不況であったため、仕入れ需要がありませんでした。
営業マンだった当時の私は、今の商品ラインナップではダメだと感じ、自分で商品開発と、既存商品の他分野活用を模索していました。
しかし不況と好景気の繰り返しを乗り越えてきた経営者達は、また好景気が戻ってくると信じていたため次の手を打とうとせずに、打った手段は得意先のトップに対して買ってくれるよう”お願い”活動だけでした。
当然会社はじり貧になってしまいました。

リーマンショック後は、必要なものにしかお金をかけない世の中になりました。私は別の会社に転職していて、営業マンをしていました。
この会社の商品は、抱き合わせ的な手法で販売されていたため、そのような余剰商品はこの時期、全く売れませんでした。
営業部長は営業方針を変えようとせず、ただ同じ活動を繰り返すばかり。
リーマンショック後1年で会社はなくなってしまいました。

時代は変化しています。
過去の経験は次の戦略に役立つものですが、時代の変化に気付き、合わせることができなければ、今の時代のビジネスで勝つことができません。
そのためには今の時代に合ったマーケティングスタイルが必要になります。

変化に気付かないでいる経営者、そして社員の方々は、自分が”茹で蛙”になっているのも気付かないのでしょう。

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豊田マーケティング事務所
豊田栄康(トヨダヨシヤス)
http://www.toyoda.marketing
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