市場における営業活動の密度

営業マンは既存顧客への対応のみならず、同時に新規開拓活動も行っています。
テレアポ・飛び込みといった効率の悪い活動も、営業の就業時間に含まれています。
新規開拓の疎かになっている言い訳として、
「既存顧客への対応が忙しくて」
と言います。
私も言いました。
現実、クレームなんか発生した日には、テレアポなんてやってる場合ではありませんので。

効率の悪い部分を別動部隊が担当する会社があります。
コールセンターだったり、シルバー隊だったり。
予算の潤沢な企業なら可能ですが、小さな会社には無理な話です。
そこでマーケティングの出番となります。

マーケティング部門・マーケティング担当者を設置することによる市場における営業活動の密度を簡単に説明したいと思います。

従来は営業が個々に活動をしています。
・既存客
・見込み客
・新規開拓
一人当たりのエリア、活動密度には限りがあります。
余裕がなくて自分のエリアの外への活動は出来ません。(したくありません)

市場における営業活動の密度

そこでマーケティング担当者を設置します。
新規開拓はマーケティング担当者が広く浅く活動。
その中から見込み客が見つかれば、営業へバトンタッチ。
営業は、無益な新規開拓活動を減らして既存客に注力を注ぐことが出来ます。
マーケティング担当者の活動はエリアが広いので、従来では営業も活動できなかったエリアまで手を伸ばすことが出来ます。

市場における営業活動の密度

マーケティングの活動によって、営業は無益な新規開拓で心折れることなく、密度の高い、充実した営業活動が出来ることになります。
仕組みが出来れば、高い営業の離職率も下げることが出来るのではないでしょうか?

 

マーケティング内製化プロデューサー
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豊田マーケティング事務所
豊田栄康(トヨダヨシヤス)
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産業交流展に行ってきました

ビッグサイトで開催中の産業交流展・新価値創造展に行ってきました。
ビッグサイトでの展示会というと、大企業・有名企業が大金をかけて派手な展示をするイメージですが、両展示会は東京都や中小企業を支援する機関が主催なので、出展者も中小企業・小規模事業者。
いかにも手作り感のあるブースが多かったです。
見どころが見えないせいか、来場者が少なく、閑散としてました。

最近お付き合いのあるのはコンサルタントや士業・先生業ばかり。
”形のない商品を如何にして売るか”という世界にどっぷり浸かっていると、本展示会で出展されている”形のある技術”が素晴らしく、眩しく感じました。
”煽り””騙し合い””怪しさ”がありませんので。

途中、以前お取引のあった会社の担当営業さんとばったり出会ったり。
以前お取引のあった会社が出展していたけれど、知ってる人が皆無だったり。
以前勤めてた会社も出展していて、ばったり出会ったり。
みんな年取ったものだなあ、と20数年の会社員生活を振り返ってみたりしました。

中小企業を支援する機関が主催なためか、ブース費用が安いです。
私がコンサルタントとして支援したいのも、出展しているような中小企業で、営業に苦労している企業がターゲットであるため、来年は当事務所も出展を検討したいです。

産業交流展2016

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良かった悪かったは記憶に残る

一昨日、またマラソン大会に参加してきました。
東京トライアルハーフマラソンという東京マラソンの練習会的な大会で、本大会では3回目の参加です。
自分のペースに合わせての走りが出来るよう、1㎞あたり4:30から7:00まで30秒ごとのペースセッター(ペースメーカー)が用意されています。

本大会では、東京マラソンの出場権の抽選があり、走り終わっても大勢の人が帰らずに残っていました。
4回連続ハズレ中の私もその一人です。

さて、マラソン大会では制限時間が設けてあり、本大会では17.6㎞地点で2:30:00となっています。
つまり、ハーフマラソンのゴールまで3時間となります。

終了5分前の2:55:00、大勢の人の見守る中、最終ランナー達が見えてきました。
最後の力を振り絞ってゴールを目指す人。
故障したのか、足を引きづり気味の人。
あきらめて歩いてしまっている人。
なんか盛り上がってきました。

2:59:49。
間に合うか間に合わないか、という微妙だったランナーが無事にゴールしました。
一部の落胆と、大きな盛り上がり。

3:00:00。
「あああ」
という声が周囲から聞こえてきました。

3:04:00。
最終ランナーがゴール。
みんな拍手をしています。

マラソンは最終ランナー達だけが頑張った訳ではないのですが、周りの人を盛り上げたのは、最終ランナーへの共感です。
そして色々な意味での期待です。
1位2位でゴールした人たちにも大きなエールが送られましたが、最終ランナーにも同様のエールが送られました。

オリンピック・パラリンピックの成功も、優秀な選手と良くなかった選手への共感と期待があったからだと思います。
イベントビジネスでは、”優秀なもの”だけを追求するのではなく、”そうでないもの”にもスポットを当てるのも、新たなビジネスのヒントになるのではないでしょうか?

”すごく良かった”と”すごく悪かった”は記憶に残ります。
中くらいを走っていた私は誰かの記憶に残っているのでしょうか?

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法人向けビジネスの需要創出

「今ならこんだけ値引きすます」
「おまけにコレが付いてきます」

決算間近になるとあちらこちらで販売キャンペーンが発生します。
お店でこんなちゃっちフレーズを見ると、つい寄って行ってしまいます。

相手が個人なら通用する販促手法ですが、法人向けビジネスの場合、購買担当者には先物商品を買うような権限がありません。
必要だから、と会社に稟議書を上げて了解を経て購入手続きになります。
必要性が認められなければ、いくら安くても購入できないのです。

リクルート会社もよくキャンペーンを行います。
四半期ごとに人材営業がキャンペーン値引きの見積書と履歴書を持ってきますが、いくら値引きで安くなっても人員が足りている状態では採用しません。

法人向けビジネスでは、需要があって初めて売れる。
必要なければ、おまけが付いても買ってくれません。
逆に、需要を作ってあげると、買ってくれるチャンスになります。
どう需要を作り出せるかが、需要のない市場でビジネスを展開する鍵になります。

「今、この複合機を購入してもらえるなら、この業務管理ソフトが半額になります!」

私にもこんなセールスをしていた時期がありました。
リーマンショック前なら、お金持ってる社長さんは買ってくれたんです。

今なら半額です

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会社に自分専用の●●が欲しい

独立しての事務所で、初めての冬を迎えます。
外は日が当たって暖かいのですが、事務所の中はひんやりしています。
寒くなってきましたので、電気ひざ掛けを買いました。
暖房があまり好きではないので、ひざ掛けを羽織ってデスクワークしています。
電気ケトルも買いました。
いつでも温かい飲み物が飲めるのもいいですね。

電気ケトル

以前の勤め先で、机の下、足元の冷え対策で、段ボールを加工して暖を取りました。
私は靴を脱いで机仕事するのが好きなものですから、外気にさらされた靴下が冷えて困っていました。
そこで考えたのは、口を開けた段ボールにブランケットを敷いて、そこへ足を突っ込むのです。
結構温かいです。
同僚たちからは白い目で見られましたが。

ネットで検索したら、似たようなことをやっている事務員さんが意外といました。

暖房が苦手。
自分のために会社の電気を使うのをためらってしまう。
なんとなく節約。

だからみんな寒さ対策を知恵を絞って工夫しています。

先日、”会社に自分専用の●●が欲しい”という記事をどこかで見かけました。
その気持ち、よく解ります。
会社員時代には出来なかったことを今している、独立してからのちょっとした幸せです。

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