活用事例づくりから始めるマーケティング内製化
3.制作:見せる化で理解力アップ
事例の表現方法として、対話式、ストーリー立て、起承転結、場面イメージイラスト、インタビュー動画などあります。 ここでは事例の見せ方、伝え方について述べさせていただきます。 マーケティングにおいて、コンテンツという言葉をよく使います。 コンテンツとは、「内容、提供するもの、売り手からのメッセージ」、特にインターネット系、デジタル作品を指すことが多いようです。 そしてマーケティング担当者の悩み、「何を発信してよいやら・・・」のことです。 そこで活用事例をコンテンツとして発信しましょう、という訳です。 まずはコンテンツのベースとなる情報を分解して部品化して保存しましょう。 大分類として、テキスト+写真+イラスト図説(+動画+成形物)の3つ(5つ)です。 テキストは用途に合わせて複数用意することです。 仕様書向け、チラシ・Web広告向け、役所向けなど使う場面や目的によって文体や文面が異なります。 事前に複数準備しておくと、後々仕事が楽になります。 [概要、仕様、どんな場面(環境)、キャッチコピー、問題提議(不満・不安)、未来像(成功)、目的と過程、他所とは違う付加価値、信頼の根拠、検索エンジン用キーワード等々] 写真を使用する場合は、著作権や使用承諾に気を付けましょう。 特に顧客の場面が映りこむ場合は、顧客から使用承諾を得ていないと後々トラブルになります。 そこで私はイラスト図説をお勧めしています。 写真ではなくイラストにする理由としては、使いたい写真があっても客先から使用承諾を得るのが難しい、見せたいアングルの写真がない、といった写真が使えない理由と、合成のし易さ・加工のし易さ、線画はごちゃごちゃせず見やすい、実績がなくても描けるので提案できる・未来を見せられる、といった見易さ・使い勝手さを挙げます。 イラスト制作については様々な手法がありますが、写真トレースが簡単です。 自分で撮影した写真やgoogle画像検索で自分のイメージする画像を探してベースにします。 くれぐれも著作権には気を付けること。 イラスト自体も部品化・ベースイラストの汎用化することで、組み合わせ次第で様々な場面に対応することができます。 他所とは比べられないオリジナルの見せ方ができます。 次のページ: 4.情報発信:展開・展開、作ったものは使い倒せ <もくじ> 1.顧客が求める情報とは 2.情報収集:社内に眠る事例を掘り起こせ 3.制作:見せる化で理解力アップ 4.情報発信:展開・展開、作ったものは使い倒せ 5.思わぬ影響、事例がもたらしたもの
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そして会社で得た経験値は、その会社に適したマーケティングノウハウとなるのです。
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